AIと報道の融合で新たな情報価値を創出、MILIZEと時事通信が提携
ポイント
MILIZEと時事通信社が資本業務提携を締結し、生成AI技術とニュースデータを活用した次世代ニュースの開発を模索する。地方創生と金融サービスの高度化にも取り組む。 MILIZEと時事通信社は、2025年1月20日に資本業務提携を締結した。これにより、MILIZEのAI技術とフィンテックノウハウを時事通信社の膨大なニュースデータと組み合わせ、次世代のニュース価値を創造することを目指す。
生成AI技術の進化はニュース伝達手段や消費者とのコミュニケーションに変革をもたらしている。ニュース配信は個々の興味や地域に応じたパーソナライズが求められるようになった。こうした背景を踏まえ、MILIZEは生成AI技術を駆使し、時事通信社のニュースアーカイブと最新トピックをもとに新しいコンテンツを創出することを目指している。
この取り組みの中で、地方自治体との連携を通じ、地域の産業や観光資源をPRし、地域経済の活性化に貢献することも目的としている。特に、地域に特化したニュース配信を強化し、情報ギャップを埋める試みに注目が集まっている。また、地方の金融機関との連携を強化し、AIとフィンテック技術を用いた新サービスやアプリの開発を推進する予定だ。
金融サービス分野でも、時事通信社の蓄積した金融データを活用し、ユーザー向けに高度な分析機能を提供することで、資産形成や投資活動をサポートするプロダクトの共同開発を計画している。
この提携により、AIによるニュース分析が多様なニーズに応え、新たな情報価値を提供することが期待される。さらに、地域密着型の情報発信と金融サービスの高度化を通じ、地方経済全体の活性化を目指す。
今後、両社はAIとフィンテック分野での革新を進め、地方自治体やメディアとの協力を強化し、地域社会の発展に寄与する方針だ。
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