リクルート、デジタル賃金支払いサービス「給与即払い」開始
ポイント
リクルートは新たな賃金支払い方法として、デジタルマネー「COIN+」を用いた給与のデジタル払いサービスを開始した。これにより、従業員は「エアウォレット」を通じて最短10分で手数料なしで給与を受け取れる。 リクルートは、新たな給与支払いサービス『Airワーク 給与支払』を通じて、デジタルマネーを活用した賃金支払いを開始した。このサービスにより、企業の従業員は「エアウォレット」を利用して、働いた分の給与を「COIN+」で決済することが可能となる。従業員が労使協定を締結した場合、給与額を最短10分で受け取れることが特徴だ。
従来、給与は翌月に一括で支払われるのが一般的だったが、新たに「給与即払い」が導入され、働いた分の給与を好きなタイミングで受け取ることができるようになった。デジタル払いに伴う手数料が実質無料というキャンペーンも行っており、特定条件を満たすことで、月4回まで手数料がかからない。
「給与即払い」は、インフレや経済的プレッシャーが増す現代において、即時的な選択を求めるニーズに応えるものだ。従業員のエンゲージメントとリテンションの向上を目的とし、魅力的な求人条件を提供することで、企業の採用力の強化も期待されるとしている。リクルートの調査では、「給与即払い」を導入した求人案件の応募数が19%増加したという。
「エアウォレット」では、『COIN+』を組み込んだアプリで日々の決済を簡単に行える仕組みも用意されており、受け取った給与を日常の購買活動に活用することもできる。
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