AI導入でセブン銀行の電話対応効率が向上
ポイント
セブン銀行は、カラクリのAIを活用し、コンタクトセンターの電話対応割合を50.1%から28.7%に削減した。これにより、非音声チャネルの利用が増え、顧客満足度が向上したという。またUX改善の結果、チャットボットの対応件数は6万件から26万件に増加した。 カスタマーサポート特化型AIを提供するカラクリは、セブン銀行のコンタクトセンターに「KARAKURI」シリーズを導入し、電話対応の比率を50.1%から28.7%に削減したと発表した。これにより、ノンボイスチャネルの利用比率は49.9%から71.3%に達し、顧客の利便性が大幅に向上したという。
セブン銀行では顧客向けのUX改善を図り、オペレーター業務の効率化を目的として2023年に「KARAKURI」シリーズを導入した。導入前は、問い合わせの導線が複雑で、ノンボイスチャネルの利用拡大が難しかったが、今回のAI導入により改善が顕著になった。
特に注目すべきは、チャットボットの利用率が6万件から26万件に増加したことだ。セブン銀行では、口座が増加する中で、ノンボイスチャネルを通じたセルフサービスの向上を成功させたとしている。言語選択の自動化やチャットキャラクター「セボン」の設定など、UXのさらなる利便性向上が顧客満足度にも寄与しているという。
さらに、ユーザーの端末環境に応じた9カ国の言語自動選択機能に加え、チャットボットから有人チャットへの円滑なデータ連携によって、顧客が重複した質問を避けられるようになった。
セブン銀行は、AIによりサポート業務のさらなる効率を追求し、「人でしかできないこと」に注力する方針だ。
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