Zaimのレシートデータが「FOODATA」で消費者分析を深化
ポイント
くふうカンパニーと伊藤忠商事が提携し、家計簿アプリ「Zaim」のデータを活用した新しいサービス「FOODATA レシート」の提供を開始した。消費者の購買行動をより詳細に分析し、食品業界向けのデータマーケティングを促進する。 2025年1月9日、くふうカンパニーは伊藤忠商事と業務提携を発表し、家計簿アプリ「Zaim」のレシートデータを活用した新サービス「FOODATA レシート」の提供を開始した。食品メーカーや小売業向けに消費者の購買行動の深掘り分析が可能となる。
「Zaim」は、スマートフォンでレシートを撮影することで購入商品情報を入力できる家計簿アプリで、累計ダウンロード数1,100万を超える規模を誇る。膨大なレシートデータを匿名化して企業向けに提供している。このデータは、購買履歴を解析するための貴重な情報源として、多くの企業に利用されている。
一方、伊藤忠商事が提供する「FOODATA」は購買データや消費者調査データ、SNSデータなどを一元的に分析するシステムだ。今回の提携により、「FOODATA」に「Zaim」のレシートデータが連携され、約10万人のデータが分析対象となる。食品スーパーやコンビニといった複数の購買チャネルのデータを統合・解析することで、消費者の一連の行動を深く理解することが可能となり、通常のPOSデータでは把握しづらかった消費パターンも見つけられる。
このサービスの導入により、くふうカンパニーと伊藤忠商事は食品業界のデータ利活用を推進し、データマーケティングの支援を通じて、消費者のニーズに合致した商品やサービス提供を目指すとしている。
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