MILIZE、ノーコードAIプラットフォーム「milize Agent」で業務効率化を支援
株式会社MILIZEは、LLM(大規模言語モデル)を利用したアプリ開発プラットフォーム「milize Agent」を発表した。企業は自社のニーズに適したAIエージェントを手軽に開発し、業務効率を向上させることができる。このプラットフォームはノーコードでのアプリ開発を可能にし、様々な業種でのビジネスプロセスの変革を目指す。
背景は、生成AIとLLMの急速なビジネス活用の広がりがある中で、多くの企業が技術的困難に直面している現実だ。MILIZEは「milize Agent」を活用して、企業がこれらの技術を導入する際の技術的障壁を取り除き、LLMを容易に取り入れられる環境を提供する。このプラットフォームでは、RAG(Retrieval-Augmented Generation)を活用したLLMアプリ開発を支援し、20種類以上のLLMモデルの比較・検証を行えるようにしている。
「milize Agent」は、LangGenius, Inc.が提供する「Dify」のオープンソース版をベースに、日本特有のニーズに応じてカスタマイズでき、プライベートクラウド環境下での構築も可能である。セキュリティの設定やモデルの精度評価など、柔軟なカスタマイズもサポートする。
さらに、「milize Agent」を使用した生成AIアプリの導入を支援するサービスも提供しており、試験的利用からRAGの構築、業務プロセスのワークフロー設定まで幅広いサポートを行う。企業内ナレッジベースとの組み合わせにより、生成AIの回答精度を向上させ、業務プロセスを自動化して効率化を促進することが可能である。
今後、MILIZEは金融機関をはじめとする国内企業向けにAPI接続のサポートや業界特化のLLMテンプレートの提供を予定している。