東大松尾研発スタートアップElith、AIで金融業界を変革する新システム開発
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キャピタル・アセット・プランニングが東大松尾研発のスタートアップ、Elithとの業務提携を発表。生成AIを活用し、金融サービスを効率化する新システムを共同開発する。第一弾としてAI-OCR技術を用いた自社株評価ツールを開発し、資産や税務問題を自動可視化するシステムを制作する予定だ。 キャピタル・アセット・プランニングは、東京大学松尾豊教授の研究室から生まれたスタートアップ企業Elithと業務提携を発表した。両社は生成AIを活用し、生命保険や銀行、証券会社などの金融サービスを革新する新しいシステムを共同で開発する。
生成AIの進化により、金融業界全体に個人ニーズに合わせた投資ポートフォリオの分析や、資産家向けの相続対策コンサルティングへの利用を求める声が高まっている。特に米国でウェルスマネジメントや顧客情報管理に生成AIが利用されており、こうした潮流は日本にも及ぶと予想されている。そこでキャピタル・アセット・プランニングは、国内AI研究の先駆者である松尾研のElithと提携し、パーソナルアセットマネジメントで市場のリーダーを目指す。
業務提携の第一弾プロジェクトとして、ElithのAI-OCR技術を活用した自社株評価ツールを開発する。このツールは決算書を高精度で画像認識し、資産家や企業経営者の非上場株式を評価、相続税の未払いを試算、自動で金融資産や税務問題を可視化する。また、確定拠出年金の顧客質問対応アバターAIシステムの共同開発も視野に入れている。
キャピタル・アセット・プランニングはElithのAI技術と自社のアセットマネジメント、タックスマネジメントを統合したサービスで、顧客の投資ニーズに応じた提案や事業承継ソリューション、マルチクライアントファミリーオフィスサービスを目指す。人生100年時代において、誰もが求める効率的でパーソナライズされた金融サービスの実現に貢献するという。
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