リクルートとMUFG、賃金のデジタル払いサービスを開始
ポイント
リクルートと三菱UFJ銀行の共同出資子会社、リクルートMUFGビジネス(RMB)が賃金のデジタル払いを手がける資金移動業者として厚生労働大臣より指定を受けた。これにより、リクルートの給与支払サービス「Airワーク 給与支払」とRMBの決済ブランド「COIN+」の連携が完了し、従業員は銀行口座に加えて「エアウォレット」で給与を受け取れるようになる。全ての事業者を対象に、2025年1月上旬よりサービス提供を開始する。 リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資する子会社、リクルートMUFGビジネス(RMB)は、賃金のデジタル払いを手がける資金移動業者として厚生労働大臣から指定を受けたことを発表した。
この指定により、RMBは賃金のデジタル払いに対応する。これにより、リクルートが提供する給与支払サービス『Airワーク 給与支払』とRMBが提供する決済ブランド『COIN+(コインプラス)』の連携が完了し、必要な手続きが完了すれば、従業員は現在受け取り可能な銀行口座に加え、『COIN+』を組み込んだRMBが提供するスマホアプリ『エアウォレット』で30万円を残高上限額とした即払い受け取りも選べるようになる。
従業員は好きなタイミングで働いた分の給与を最短10分で、『COIN+』で受け取ることができ、『エアウォレット』経由で決済ブランド『COIN+』を利用すると、口座連携した金融機関と入金や出金が何度でも無料でできる。2025年1月上旬より、『Airワーク 給与支払』を利用する全ての事業者に対し、サービス提供を開始する予定だ。
また、RMBは不正利用や不正引き出しといったセキュリティー面にも十分に配慮し、さまざまな対策を組み合わせて対応する。被害発生時などの有事の際には、速やかに補償などの対応を実施し、第三者保証機関である三菱UFJ銀行と保証委託契約を締結している。
同社は、雇用の在り方、働き方が多様化していく中で、今後も安心・安全に使っていただけるサービスを運営し、事業者および従業員に対して「お金」にまつわる多様な選択肢を提供していくとしている。