インテック、金融機関で初のホログラムAI接客の実証実験開始
ポイント
TISインテックグループのインテックは、PROTO Inc.のAI搭載「双方向型ホログラフィック通信プラットフォーム」を利用した接客ソリューションの事業性検証を開始した。山形銀行の山辺支店にPROTO社の卓上型筐体「M」を設置し、ホログラム技術を使ったAIアバター行員による接客の実証実験を開始する。 TISインテックグループの子会社であるインテックは、米国PROTO Inc.が提供するAI搭載の「双方向型ホログラフィック通信プラットフォーム」を活用した接客ソリューションの事業検証に取り組み始めた。2024年12月9日から、山形銀行の山辺支店でPROTO社の卓上型筐体「M」を使用し、AIアバター行員による接客の実証実験が行われる。
地域経済の縮小が深刻化する中、地域金融機関は顧客満足度の高い接客と業務効率化・合理化の両立が求められている。これに対応するため、インテックは2022年からホログラム技術を活用した接客業務や新しいユーザー体験の提供に向けて研究を進めてきた。今回、山形銀行とその顧客へホログラム技術を使った新たな価値提供が可能か検証する。
山形銀行山辺支店では、PROTO社の「M」機器を設置し、来店客に対してAIアバター行員が商品や手続き方法について情報を提供する。タッチパネル操作履歴から顧客の利用状況をインテックが分析し、サービス向上のための改善を行う。実施期間は2024年12月9日から2025年2月28日まで。