日本IBMとマネーフォワード、金融機関向けマーケティング支援サービスを開始
ポイント
日本IBMとマネーフォワードエックスは、金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォームと金融商品を自動提案する機能を連携した新サービス「XIM-API for DSP」を提供開始した。この連携により、金融機関はユーザーのライフイベントを踏まえた金融商品のニーズを検知し、自動的に提案することが可能となる。今後、両社は本サービスに加え、DSPの連携機能強化に向けた協業を進める予定だ。 日本IBMとマネーフォワードエックスは、IBMの金融サービス向けデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)と、マネーフォワードエックスのX-Insight Marketing(XIM)を組み合わせた新たなマーケティング支援サービス「XIM-API for DSP」を提供開始すると発表した。このサービスは、ユーザーのニーズに合わせて金融商品を自動で提案する機能を持つ。
DSPは、30以上の金融機関が使用しているデジタル変革を推進するプラットフォームである。金融サービス向けのクラウド上で業務やチャネルのデータを統合し、利活用できるようにする。一方、XIMはユーザーの必要な金融商品を自動的に提案するサービスで、これを活用した金融機関では商品ページの平均クリック率が10%を超える成果を上げている。
このDSPとXIMの連携により、金融機関はユーザーのライフイベントを考慮し、保険や投資信託、各種ローンなどの金融商品のニーズを検知し、個々のユーザーに合わせた商品を自動的に提案することができる。これにより新規見込み客へのアプローチを強化することも可能となる。
日本IBMとマネーフォワードエックスは、今後も協業を進め、DSPの連携機能強化や新たなサービス提供を予定している。具体的には「高品質な共通基盤型バンキングアプリの提供」や「顧客資産可視化でマーケティングを高度化」などを計画している。