OLTA、メルペイ加盟店向けの資金繰り支援を開始
OLTAは11月12日、メルペイとの協業を発表した。この協業では、「クラウドファクタリング」および「INVOY」の両サービスを活用し、全国の「メルペイ」加盟店が円滑な経営を行うためのデジタルトランスフォーメーション(DX)と資金繰り支援を開始する。
事業者は、労働人口の減少やインボイス制度の導入、約束手形廃止などの外部環境の急変により、支払・請求業務の複雑化や資金調達の難しさという新たな課題に直面している。OLTAは、2017年の創業以来、次世代の与信プラットフォームを構築し、特に小規模事業者の資金繰り支援に力を入れてきた。一方のメルペイも、「信用を創造して、滑らかな社会を創る」というミッションのもと、独自の与信を提供し、多くのお客さまの可能性を広げてきた。
今回の提携により、OLTAの「OLTAクラウドファクタリング」および「INVOY」とメルペイの広範な店舗ネットワークが組み合わさる。これにより、全国の「メルペイ」加盟店に対してDXと資金繰り改善のための支援を行い、事業者の経営を総合的にサポートする。
具体的には、OLTAはクラウドファクタリングおよびINVOYの両サービスをメルペイに提供し、メルペイはこれらのサービスを「メルカリShops」および「メルペイ」加盟店に案内する。この提携により、「メルペイ」加盟店は、請求や支払いに関わる業務の効率化・デジタル化を実現し、経営の透明性向上を図ることが可能になる。
また、クラウドファクタリングを通じて、将来の売掛金を早期に現金化することで、資金繰りの改善が図られる。特に、資金が必要な時期に迅速な資金調達が可能となるため、仕入れや運転資金の確保が容易になり、安定したキャッシュフローを確保できる。さらに、カードでの支払いを受け付けていない取引先にもカードでの支払いが可能になるサービスを提供し、取引先への入金日はそのままに実際の支払日を最大60日間後ろ倒しすることができるという。