山陰合同銀行、クレジットエンジンの「CE Loan 保証協会」を採用
クレジットエンジンは11月5日、同社が提供する金融機関向けオンラインレンディングプラットフォーム「CE Loan 保証協会」が、山陰合同銀行の信用保証協会保証付融資のオンライン申込サービスに採用されたと発表した。提出書類の電子化や確認作業のデジタル化が可能となり、書類不備の対応や融資申込までのリードタイムの削減が見込まれるという。
これまで、保証協会保証付融資の申込は紙での対応だったため、書類内容に不備がある場合、金融機関担当者が取引先に訪問して対応、取引先が金融機関に来店して対応、または、郵送での対応のいずれかが必要で、不備を修正して金融機関へ申込完了するまでに時間がかかっていた。
しかし、「CE Loan 保証協会」の導入に伴い、取引先から金融機関への提出書類が電子化され、確認作業もデジタル化される。これにより、従来多く発生していた書類不備の対応と、それに伴う金融機関から保証協会への融資申込までのリードタイムの削減が見込まれる。
また、「CE Loan 保証協会」は「信用保証協会電子受付システム」とAPI連携が可能で、借入人の融資申込から保証申込まで保証協会保証付融資の全ての業務プロセスをデジタル化することが可能だ。「信用保証協会電子受付システム」は、全国51の信用保証協会が信用保証申込手続きの電子化を進めるために、全国信用保証協会連合会が事務局となり構築したシステムである。
信用保証申込手続きの電子化・効率化により融資実行までのリードタイムの短縮や非対面での手続きが可能となる。なお、「信用保証協会電子受付システム」には、クレジットエンジンの「Credit Engine Platform」が実装されている。
山陰合同銀行の担当者は、「CE Loan 保証協会」の導入を決定したことについて、業務効率化だけでなく、お客様に信用保証協会付融資をより便利に利用してもらうツールと位置付け、お客様の多様な資金ニーズにスピーディに対応するとともに、持続可能な地域社会の発展に取り組む意向を表明した。